松岡隆雄

松岡 隆雄（まつおか たかお）は、日本の実業家、馬主。水産物の加工・販売等を手掛ける株式会社松岡代表取締役^[1]、養殖事業を手掛けるサンライズファーム株式会社などの代表を務める。

馬主活動

日本中央競馬会（JRA）に登録する馬主として知られる。勝負服の柄は紫、白星散、白袖紫星散、冠名は主に牡馬には馬名の前方、牝馬には名前の後方に「サンライズ」を用いるが、冠名のない活躍馬もいる。当初は会社名義（株式会社松岡）で馬主登録されていたが、その後個人名義に変更された。

厩舎としては、いずれも栗東の石坂正、音無秀孝、平田修厩舎を多く利用する。また、吉澤ステーブルとの関係が深く、育成馬の多くを預託している。

父の松岡重雄も馬主であった^[2]。主な所有馬に1967年の京都4歳特別、北九州記念、1968年のスポーツニッポン賞金盃、1969年のCBC賞、小倉記念など重賞5勝のアトラスがいる。

来歴

• 1986年 - 4月29日の3歳未勝利戦をサンライズエースが制し、初勝利。
• 1998年 - サンライズフラッグが鳴尾記念を優勝し、重賞初制覇。
• 2003年春頃 - これまでの会社名義から、個人名義で馬主となる。 勝負服、冠名は会社名義から引き継いでいる。
• 2007年 - フェブラリーステークスをサンライズバッカスが制しGI初制覇。またサマースプリントシリーズでサンアディユが23ポイントを獲得して優勝し、4000万円の報奨金を贈呈された。

主な所有馬

GI·JpnI級競走優勝馬

• サンライズバッカス（2005年武蔵野ステークス、ダービーグランプリ2着、2007年フェブラリーステークス）
• キングジョイ（2007年京都ジャンプステークス、中山大障害2着、2008年中山大障害、京都ハイジャンプ、2009年中山大障害、中山グランドジャンプ2着）
• サンライズノヴァ（2017年ユニコーンステークス、2018年武蔵野ステークス^[3][4]、2019年マイルチャンピオンシップ南部杯、2020年プロキオンステークス、武蔵野ステークス、2021年JBCスプリント2着）

重賞競走優勝馬

^#は株式会社松岡名義の所有馬、*は会社名義から個人名義に変更された所有馬。

• サンライズフラッグ^#（1998年鳴尾記念）
• サンライズアトラス^#（1999年京成杯オータムハンデキャップ）
• サンライズペガサス*（2002年産経大阪杯、2005年産経大阪杯、毎日王冠）
• サンライズジェガー*（2002年アルゼンチン共和国杯）
• サンアディユ（2007年アイビスサマーダッシュ、セントウルステークス、京阪杯）
• サンライズマックス（2007年中日新聞杯、2008年エプソムカップ、2009年小倉大賞典）
• ブラボーデイジー（2009年福島牝馬ステークス、2010年エンプレス杯）
• サンライズプリンス（2010年ニュージーランドトロフィー）
• サンライズベガ（2011年小倉大賞典）
• サンライズソア（2018年名古屋大賞典、平安ステークス）
• サンライズホープ（2021年シリウスステークス、2022年みやこステークス）^[5]

脚注

外部リンク

• 株式会社松岡
• サンライズファーム株式会社