国鉄シキ5形貨車

国鉄シキ5形貨車
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基本情報
車種 大物車
運用者 鉄道院・鉄道省
運輸通信省
運輸省
日本国有鉄道
所有者 鉄道院・鉄道省
運輸通信省
運輸省
日本国有鉄道
製造所 汽車製造大阪本店
製造年 1913年(大正2年)
種車 オシウ30形
改造年 1928年(昭和3年)
改造数 5両
消滅 1965年(昭和40年)
主要諸元
車体色
軌間 1,067 mm
全長 11,862 mm
全幅 2,324 mm
全高 2,029 mm
荷重 30 t
自重 14.7 t - 15.8 t
換算両数 積車 3.5
換算両数 空車 1.4
台車 TR15
台車中心間距離 8,230 mm
最高速度 65 km/h
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国鉄シキ5形貨車(こくてつシキ5がたかしゃ)は、かつて日本国有鉄道およびその前身である鉄道院、鉄道省に在籍し、1913年(大正2年)4月に汽車製造大阪本店で5両が製造された30トン積み低床式大物車である。当初は明治44年称号規程での重量品運搬車のオシウ30形であったが、1928年(昭和3年)の称号規定改正により、シキ5形のシキ5 - シキ9となった。明治44年称号規程での重量品運搬車に類別された最初の車両であり、また低床式大物車として日本で最初の車両であった。

全長は11,862 mm(車体長11,278mm)、低床部の長さは3,962 mm、レール面上高さは692 mmであった。菱枠台車(後にTR15形となる)を装備していた。空気ブレーキはなく、側ブレーキのみを装備していた。荷重は、当時の建設規定での総重量40 トン以内にあわせるために26 トンで計画されていたが、特認を得て30 トンとなった。

シキ70形に置き換えられる形で、1959年(昭和34年)8月から1965年(昭和40年)2月にかけて順次廃車となった。

参考文献

  • 吉岡心平『大物車のすべて 上』(初版)ネコ・パブリッシング〈RM LIBRARY 91〉、2007年3月1日。ISBN 978-4-7770-5195-3。 
  • 貨車技術発達史編纂委員会 編『日本の貨車 -技術発達史-』(初版)日本鉄道車輌工業会、2009年4月30日。 

外部リンク

  • 『特種貨物取扱の実際』 (国立国会図書館デジタルコレクション)写真、形式図
日本の大物車
低床式(A梁)

シ1形 - シ10形 - シ200形 - シム1形 - シム20形(鶴見臨港鉄道シム110形) - シム200形 - シサ1形 - シサ10形 - シキ1形(初代) - シキ5形 - シキ15形 - シキ30形 - シキ35形 - シキ40形 - シキ60形 - シキ70形 - シキ100形 - シキ110形(鶴見臨港鉄道シキ100形) - シキ115形 - シキ120形A - シキ140形A - シキ170形A - シキ180形(初代) - シキ180形(2代) - シキ195形A - シキ290形A - シキ300形A - シキ310形 - シキ500形 - シキ550形 - cシキ300形 - オシ形 - シ形

吊り掛け式(B梁)
落し込み式(C梁)
分割低床式(D梁)
その他
1965年(昭和40年)に車運車に変更されたものは含まない、複数の形式の梁を持つものはそれぞれに表記している